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俳句結社「藍生」***60歳未満の女性の会


by aoi-asaginokai
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俳句徒然③(二階堂) 藍生のつどい 松島大会

ずいぶんとご無沙汰をしてしまいました。
皆さま、お久しぶりです。

こちらはもう日中は25度にもならず、肌寒い日が続いています。昨年とは大違い。
関東の猛暑もまだまだ続いているというのに・・・。日本列島は長いですね。

さて、藍生誌9月号、あゝ松島や松島大会の記録を読み終えました。
行きたかったな・・・という思いが拭いきれませんが、今は辛抱の時。
松島大会を語られている皆さんのリポートと句会結果をじっくりと読ませていただき、参加したような気持ちにさせていただきました。

臨場感溢れる、リポートの数々には、震災の爪痕、震災体験、大会準備のこと、逝かれてしまわれた方のこと、そして松島のもつ地霊のようなもの・・・などなど・・・
様々なことが縦糸横糸となり、織りあがった一枚の布のように感じられました。

圧巻は、みなさんの句。
まるでそこに居たかのように、松島の空気が伝わってきました。

海風、青葉風、様々な風が心地よく吹き渡っていたんだな・・・
その風に出会って、ひとりひとりの過去未来が行き来してこんな句になったんだな・・・
個人的な過去は分からなくても、伝わってくるところが不思議。
これだから俳句は止められない・・・

参加されなかった皆さんのご感想などもこの場で交流しても面白いのでは・・・と思いました。
そして、勝手ながら、浅黄の会の皆さんの、惹かれた御句を書かせていただきます。
旅ごころをそそられました。

 六月の夜風のいろの旅衣       髙田 正子
 万緑のほとりに船の着きにけり    権瓶 玲子
 流さるる音かとおもふ明易し      名取 里美
 おのおののこころに寄せる卯波とも  高浦 銘子
 一の橋二の橋夏の川乾く        菅原 有美
 空梅雨のこれと決めたる旅の靴    荻野 友佑子
by aoi-asaginokai | 2013-08-31 17:36 | 俳句徒然