俳句結社「藍生」***60歳未満の女性の会


by aoi-asaginokai
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先日、浅黄の会(関東地区)第二句会、冬の新宿にて開催いたしました。

吟行句あり当日詠あり、さまざまな句が出されました。
都会のひとすみで、こぢんまりとなごやかに会は進んでいきました。
合評でははっとさせられることがたびたびでした。

いま無事に句会が終わってホッとしています。
みなさま、ありがとうございました。

参加者 5名

当日詠より

引越の当てもなけれど都鳥 和恵
フルーツパーラーことに明るし十二月 銘子
アドレス帳一行増えて冬銀河 有美
父母の遅き昼餉や枇杷の花 京子
着ぶくれて鈴のおほきく鳴りにけり 弥保
小春日を遊び尽くして女学生 有美
冬菊の靴の丈まで咲きにけり 京子
短日の知らずに口をつく言葉 和恵
枯野出て別の枯野に迷ひこむ 銘子
冬はじめときにはなやぐ鳥のこゑ 弥保

有美さん、差し入れありがとうございました!

次回は春ごろを予定しています。
今回ご都合つかなかった方も次回ぜひご参加くださいませ。

(報告・岡崎弥保)
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by aoi-asaginokai | 2013-11-21 12:55 | 活動報告 | Comments(8)
みなさま、お久しぶりです。

今夜は急に冷え込みましたね。

仕事のため、23周年の藍生のつどいにも出席できずにバタバタしておりました。
きっと大盛況だったことと思います。みなさまにもお会いできず残念でした。

そうこうしているうちに、浅黄の会の第二句会の日程が迫ってきてしまいました!

あらためてご案内させていただきます。


第二回 浅黄の会句会(関東地区)

日時:11月19日(火)19時~22時

会場:
 喫茶室ルノアール ニュー新宿三丁目マイ・スペース
    (都営地下鉄「新宿三丁目」駅、徒歩0分)
      03-3355-1299
         *「浅黄の会」岡崎で予約してあります。10分前から入れます。

料金: 会場費(人数割り)+1ドリンク代+希望者はお弁当代

 
 当日の吟行句、または当季雑泳(自由題)でお一人10句、お願いします。

 なお、最終人数の確認をさせていただきたいので、出席予定の方は11月14日までに岡崎までメールでお知らせください。
 その際、お弁当をご希望するかしないかをあわせてお知らせください。お弁当は1200円、種類は和風・洋風・中華から選べます。

なお、直前の参加希望も大歓迎ですので、どうぞご連絡ください。ただし、お弁当は予約制となっていますので、締切日までにご連絡いただかないと注文することができませんので、その点はご了承くださいませ。


私は当日、午後から新宿御苑を吟行したのち、会場に向かう予定でいます。

なにかご不明な点などありましたら、岡崎までご連絡ください。

岡崎の連絡先をご存知ない方は、まず高田正子さんにご連絡していただければと思います。(藍生6月号「浅黄の会」の欄をご参照ください。)


それでは、どうぞよろしくお願いします。

当日、みなさまとお会いするのを楽しみにしております。くれぐれも風邪など召されませぬように。



岡崎 弥保
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by aoi-asaginokai | 2013-11-11 22:15 | 案内 | Comments(8)
10月22日、黒田先生の「巡礼の恵み」聴講しました。
その要旨をまとめる機会がありましたので、さらにコンパクトに要旨の要約(?)をご報告しておきます。

藍生会員には言わずと知れた先生の「巡礼」ではありますが、当日は「日本列島桜花巡礼」、「西国・四国・坂東・秩父の札所及び観音巡拝吟行」、ふたつの巡礼が語られました。


日本列島桜花巡礼〉
大学入学と同時に山口青邨師に入門し、卒業・就職と同時に句作を中止。さまざまな表現手段を試みたのち、俳句を生涯の表現手段と自身に誓い、28歳で青邨師に再入門を許された。しかし一方で広告会社の社員として働くことは面白く、日々はあっという間に過ぎてゆく。そんな中で、俳句としっかり向き合うためにつくった歯止め、ともいうものが「桜」を詠むことであった。
桜は毎年咲く、日本列島は縦に長い、標高によっても咲く時期は異なる。何十年かをかければ出会うべき桜を巡ることができる、そう考えたのだ。俳句作者として毎年花を訪ねる。ともかく花の下で言い訳をすることのないように。これがそののちの28年をかけて取り組むことになった「日本列島桜花巡礼」の発心。30歳であった。
この巡礼は家族以外誰にも告げない単独行であったが、いろいろな出会いに恵まれた。京都の桜守・佐野藤右衛門氏には桜について実に多くのことを教わった。訪ねた花の木の記憶は何十年たっても色褪せることがない。根尾谷の淡墨桜、武川村の山高神代桜、常照皇寺の九重桜、吾川村の瓢箪桜・・・数え上げればきりがないが、そんな中でこれ以上のものはないという桜に出会ったのは58歳の時。高知県仁淀村の中越家の桜である。旧家の庭でたいせつに守られてきた、どこにも傷みのない健やかな桜。樹齢180年の桜は気品に満ちていた。満開の夕桜を放心の態で眺めていると、主の中越律氏に声をかけられた。
「よい日に来なさった。今日はこの花の最高のときよなあ」。
一期一会の恵まれた出会い。この日をもって、この花をもって「日本列島桜花巡礼」を満行としよう、自然に心は決まった。そののちはゆっくりと「残花巡礼」をつづけてきたが、それも去年の4月をもって結願とした。


西国・四国・坂東・秩父札所及び観音巡拝吟行〉
もう一つの巡礼は、西国・四国・坂東・秩父の札所及び観音巡拝吟行。先の「桜花巡礼」が単独行であったのに対し、こちらは結社の連衆とともに歩き、現地で必ず句会を行った。
「西国三十三観音巡礼」を思い立ったのは53歳のとき。。瀬戸内寂聴氏に請われ嵯峨野の寂庵で「あんず句会」の指導を重ねるうち、関西とのご縁ができたのがきっかけとなった。「作家はその土地を踏みしめ地霊に応えてものを書くべき」という寂聴氏の信念にも背を押された。
次の「四国八十八札所巡礼」と「坂東三十三観音巡礼」は同時期に行った。藍生の連衆は全国各地におり、ともに歩き、句会を重ねることができたのである。ひとりでは到底叶わぬ「行」であった。
最終目標としたのは「日本百観音巡礼」。西国三十三観音、坂東三十三観音に、秩父三十四観音を加えると百観音になるのだ。秩父は金子兜太氏の故郷であり、ご縁とご指導を賜った。
「日本百観音巡礼」は去年の4月8日に満行。53歳の発心から20年が経っていた。この夏には秩父33番札所菊水寺に満行記念の句碑が建てられた。
  花満ちてゆく鈴の音の湧くやうに   杏子


「中心にいては見えない、周縁へ行け」と言ったのは民俗学者宮本常一。桜を巡り、四国八十八札所を巡り、百観音を巡るとその教えが実感できる。私たちは何でも知っているつもりになっているが、実は何も知ってはいない。実際に歩き、実際に見てはじめて知ることができるのだ。巡礼とは、人に、土地に、歴史に、食べ物に、風土に出会うこと、そして自分に出会うこと。
この12月に刊行する第6句集『銀河山河』は、桜の木々に、踏みしめた巡礼道に捧げる一巻としている。


・・・ひとつひとつのエピソードは先生独特の表現で魅力的に語られ、聴き入るうち時間はあっという間に過ぎていました。次の機会があればみなさまぜひご一緒しましょう。 (銘子)
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by aoi-asaginokai | 2013-11-04 23:40 | Comments(4)